花枝の三味線ブログ〜小唄の師匠は考えた〜

高知で三味線の演奏・指導をしている花枝のブログです

ディズニーランドのカリブの海賊花嫁売買シーンに思うこと

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こんにちは、花枝です。

 

今日は私の大好きなディズニーランドから。

有名アトラクション「カリブの海賊」の花嫁売買のシーンが変更されるというニュースについて、思うところを書きます。

 

「カリブの海賊」花嫁売買シーンは性差別か

もうすでに3週間以上前のニュースなのですが、このようなニュースが飛び込んできました。

headlines.yahoo.co.jp

 

カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドにある人気アトラクション「カリブの海賊」から、“花嫁オークション”シーンが削除されることが明らかになった。「オークション - 娘を買って花嫁に」という横断幕が掲げられ、赤毛の女性や村の娘たちがロープでつながれ、海賊を相手にしたオークションにかけられているさまを描写した同シーン。50年にわたって人気アトラクションの一部だったが、近年、女性に対する性差別だとして批判の声が高まっていた。アメリカの各メディアが報じた。

 

ディズニーランドの有名アトラクション「カリブの海賊」のシーンの中に、女性をオークションにかけるシーンがあります。

このシーンはアメリカのアナハイムにあるディズニーランドにもありますし、フロリダのマジックキングダムにも、東京ディズニーランドにもあります。(東京のはうろ覚えですが、あったと思います。)

 

このシーンの何が問題なのかというと、やはり「女性蔑視」であり「性差別」の表現があるということです。

 

私はディズニーランド大好きだよ?

私はディズニーが大好きです。

過去にもディズニーワールドで働いていましたし、それ以前から海外のディズニーには遊びに行っていました。ウォルト・ディズニーの描いた未来や、パークのコンセプトも大好きです。

 

特に今回槍玉に上がったディズニーランド(アナハイムの方)は、2015年に開園60周年を迎えました。

(ちなみにTOP画像は60周年アニバーサリーに来園した時のものです。)

 

60年前から稼働しているアトラクションもありますし、何より「カリブの海賊」はウォルト・ディズニーが最後に手がけたアトラクションとしても非常に有名です。

マジックキングダムや東京ディズニーランドの「カリブの海賊」も素敵ですが、私はやはりディズニーランドの「カリブの海賊」がひときわ魅力的に感じています。

 

ウォルトが手がけた最後のアトラクション…

そのアトラクションのシーンを変更をするということで、とても複雑な気持ちです。

 

過去を塗り替えるより、これからの未来を!

私はこの変更には…反対です。

反対というか、少しガッカリというところです。

 

花嫁のシーンを変更するだけではなく、女性の海賊も登場させるというのには驚きました。

たしかにこのシーンを見て「不愉快だ!」と感じる人は多いかもしれません。

ですが、過去の都合の悪いことを塗り替えて”なかったこと”に綺麗にしても、今まであった事実は変わらないと思います。

 

私が少しガッカリしたのは、「そんな表面的なことを変えるの?」というところ。

アトラクションのワンシーンを変えるよりも…それよりも目に見える形で”現代”の女性への差別をなくすように努力を重ねる方がいいと思います。

ディズニーほどの企業ならば、それをする力もあるでしょう。

もちろん作品を通じて女性の地位向上を推進している、というのは感じてはいますが。

 

過去は変えられないけれど、未来は変えていけます。

それには途方も無い努力が必要かもしれませんが、始めないことには何も変わりませんものね。

 

ディズニーの”あり方”としては変更はOKなのかもしれません

ただ、これはもう想像上の話でしかありませんが、仮にウォルト・ディズニーが今回の変更を聞いたとしても

「時代の流れだからしょうがないよね。それでゲストが喜ぶなら。」

と、変更してしまうんじゃないかな…とも思います。

 

ディズニーパークは”完成しないパーク”でもあることは有名な話です。

変更、改革…時代に合わせて変化していくパークです。

 

そう考えると今回の変更も、もちろん反対意見はあるし変更直後は

「前の方が良かった!」

「改悪だ!」

という意見はあると思うのですが、それも時の流れとともに…変わっていくのかなとは思います。

 

ちなみに三味線業界でも似たような問題があります

そして、三味線業界も例に漏れず…

似たような事件がございます。

 

www.hanae-chiritote.com

 

この事件は、上演した浄瑠璃(常磐津節)の歌詞にたいして、女性の方が楽屋へクレームを入れた…

という事件でした。

「女子(おなご)のような…。」

という歌詞が”女性蔑視”である!とおっしゃり、大変ご立腹だったそうです。

 

この問題に関しては、300年前に作られた浄瑠璃の歌詞に対して文句を言われても…と関係者の方も困っていました。

私が当事者でも困り果てると思います。

 

ちなみにこれも女性・容姿蔑視になる?

ちなみに昔作られた楽曲の中には、結婚相手を釣り竿で釣り上げる、「釣女」という面白おかしい演題があります。

 

この中では、主人公が不細工なお嫁さんを釣り上げてしまい

「河豚にひとしき醜女(しこめ)ゆゑ」

と、その女性の容貌を唄っています。

 

これも聞く人が聞くと

「女性蔑視!」「容貌に対する差別!」

となるのでしょうか…?

 

(ただ、そういうことにお怒りになる方にも、三味線や古典音楽を楽しんでいただくようにするにはどうすればよいか…とは考えます。)

 

 

突き詰めていくと、「三味線も猫と犬の皮、象牙を使って残酷な楽器だ!」

と言われることがありますが、これに関してはまた後日…。

 

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