花枝の三味線ブログ〜小唄の師匠は考えた〜

高知で三味線の演奏・指導をしている花枝のブログです

出身校の高校生に講話するとしたら何を話せばいいんだろう?

f:id:hanaekiryuin:20170607184929j:plain<公開日:2017年6月7日/更新日:2017年6月8日>

Guten tag! 花枝です。

 

この写真は、ハンブルクのエルベ川の近くにある公園で撮りました。

 

…今回は写真とは全然関係のない内容です。

今日は高校生への講話で話す内容について考えたことを書きます。

 

帰国後一番最初の仕事

日本に帰国した後すぐに、私の出身校での講話があります。

 

出身高校での講話と言っても、それほど大したものではありません。

授業の一環として、卒業生の話を聞く程度のものです。

 

ジャンルは「国際交流」

卒業生の中から数名が選ばれて、その中からテーマが割り振られるのですが、私のテーマは「国際交流」です。

有難いような、身に余るような…。

 

私の活動の軸が長年「国際交流」と「伝統芸能」なので、その分野を任せてもらえるのは力不足かもしれませんが嬉しいです。

 

初めてではないんだけど内容は変えていきたい

実はこの依頼を受けたのは初めてではなくで、過去にも数回受けたことはあります。

その時には私自身の

  1. 卒業後の進路
  2. 弟子入りの経験
  3. 国際交流の経験
  4. 現在の三味線指導の仕事

ということをを話しました。

 

以前に講話したのはもう3〜4年前ですので、前回からは経験値も変わってきていますし、そのままこの流れを引き継いでもいいんでしょうけれど、

「うーん。果たしてこのままの流れでいいのかな?」

と考えている部分があります。

 

講話の時間は数少ない外部の大人とのふれあいの時間

私の出身校の生徒の傾向や様子を見ていて思うことですが、学校以外での大人とのふれあいは少ない方だと思います。

もちろんアルバイトなどで接する大人の数が多い生徒もいるとは思います。

 

社会に出ている大人が何を考え、何を体験し、学び、生きているのか。

そんな話を聞く機会は、生徒にとっては数少ない外部の大人とのふれあいの時間だと思います。

 

自分が高校生だったら何を聞きたいだろう?

まず、私自身が高校生の頃を振り返り、

「私の出身校の高校生だったら、どんな話を聞きたいかなあ?」

ということを考えました。

 

例えば

「私は卒業後に◯◯に進学して、勉強に励んで、今は◯◯でこういう仕事をしています。」

という講話を聞いたとします。

結果、聞いた人の感想が

 

「…わあ…。…私にはこんなことはできない…。」

 

と受け取られると、その講話はあまり聞いた本人の身に入っていないような気もします。

感想の受け取り方は人それぞれなので、そのような話を聞いてモチベーションが上がる人も勿論いると思います。

 

私の高校時代は…うーん…

「じゃあ、自分自身の高校時代の話でもしようか!」

と思いましたが…

 

そもそも高校時代は、私は友達がほとんどいませんでした。

クラス行事と休み時間はあまり気持ちのいい時間ではなかったですし、できることならやりたくなかったです。修学旅行も参加しませんでした。

 

三味線と絵を描くことは好きだったし、学校そのものは嫌いではなく、楽しんで受けていた授業もありました。学校の先生とも楽しい話ができていましたが、クラスの雰囲気に全く馴染めてませんでした。

いじめられていたとは思いませんけれど、「あの人の顔を見るのは嫌だなあ。」という感情はあったし、今でいう”スクールカースト”は完全に下でした。

 

…うーん、この話はあまり講話向けではないですね。

 

ただ、同じ高校だっただけに、私自身が高校生当時、将来について何を感じていたのかだけは話しておいた方がいいなと思いました。

やはり自分にとって身近な人や共通項がある人の話の方が、聞き入れてもらいやすいと私は思うからです。

  

辛いことや苦しいことを聞かせるほうがいい?

自分自身の経験を若い世代に話すとき、

  1. 話す内容
  2. 話す順番
  3. 話す言葉

を間違えると「ただの自慢話」にしかならないような気がします。

これは難しいなあといつも思います。

 

自慢話から得られるものってとても少ないですし、最後まで聞いてくれるとも思いません。

 

私としては授業枠を、最後までいっぱいいっぱい聞いてもらいたいです。

とはいえ、苦労自慢するほどの苦労もしていませんし、成し遂げたことも声を大にして言うほどのものでもないし…。

 

ただ、

「社会に出るのが怖い!」

とは思って欲しくないです。

社会に出ると大変な思いもしますが、大変な思いをしない人もいます。(していると感じない人もいます。)

しない苦労はしなくてもいいし、苦しい思いもしなくていい時はしない方がいいと思います。

 

高校生当時の自分に会うとしたら何と言う?

高校生の自分にもし会えるとしたら、私はなんと言うでしょう?

 

「もっと勉強した方がいいぞ!」

「もうちょっと真面目に英語をやった方がいいぞ!」

 

…と言いたい気持ちもないわけではないですが、多分こう言うんじゃないかなと思います。

 

「私今31歳になってるけど、色々あったよ。あなたもこれから色々あるよ。

辛いことも苦しいこともあったし、変な人にも会うよ。けど、楽しいこともいっぱいあるよ。いろんな人がたくさん助けてくれるよ。

今のあなたはそのままでいいよ。三味線頑張って練習して、絵もたくさん描いてね。本も読んでね。

英語はもうちょっと頑張った方がいいかもしれないけど…まあ、今の私がこれから頑張るよ。

ちなみに今の私はすごく楽しく生きているし、幸せでいっぱいだよ。なので安心して先を進んでね。」

 

なんだこれ、激甘ですね。

高校生当時の自分が、説教くさいアドバイスを未来の自分自身からされたからといって、ちゃんとそのアドバイスを聞いて行動を改めて行くとは到底思えないので、こんなことになりました。

 

 

 

今更ですが、この話をブログで書いてもどうしようもないことだと思いますので、講話に行って話してみて、その反応をまたブログに書いていきます。