花枝の三味線ブログ〜小唄の師匠は考えた〜

高知で三味線の演奏・指導をしている花枝のブログです

小学生の目線と大人のルール

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こんにちは、花枝です。

 

先日の小学校の三味線指導で感じたことの備忘録&追記です。

 

三味線の音だしまでやった先日の小学校指導

先日の小学校指導では、参加者全員に三味線の音を出してもらうところまで進みました。

 

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和室でのお稽古は和室のルールを適応する

この三味線教室は小学校の和室を使ってお稽古しているのですが、和室は洋室と違って一つルールがあります。

 

それは

畳の縁を踏んではいけないということ

 

これは茶道クラブに入っている生徒はすでに知っていたのですが、畳の縁を踏んではいけないことを知らない子の方が多かったです。

 

なぜ畳の縁を踏んではいけない?

生徒たちには

「和室にいる時には畳の縁を踏んではいけません。」

と教えました。

 

すると

「どうして踏んではいけないんですか?」

という反応が帰ってきます。

ここまではまあ概ね予想通りで、私が小学生の立場でも聞くと思います。

 

ただ、これに対する答えなのですが

「そういう決まりだから踏んではいけません。」

と言っても誰も納得しません。

 

ご先祖様を踏みつけることになるからいけない?

ちなみに今の便利な時代は、こんな畳の縁を踏んではいけないという理由もサーチすれば簡単に答えが出てきます。

 

  1. 畳の縁には家紋を入れているところが多かったため、それを踏むことは先祖を粗末に扱うということになるから
  2. 畳の縁から刀を差し込み、暗殺されないように畳の縁を避けて歩いた習慣が残っている
  3. 畳の縁は結界の役割を果たすので、それを踏んではいけない

 

諸説いろいろあるようです。

 

ちなみに私は、茶道の先生からは

「畳の縁を踏むことは、花枝さんのご両親の額を踏みつけることと一緒になるので、踏んではいけませんよ。」

と教わりました。

まあ、それを聞いてからというもの、親にこっぴどく叱られた後に、こっそり畳の縁を踏んでいたりしたのですが…(^^;

 

この理由は先述の1の理由に少し似ていますね。

 

子供は大人を見ている

…と、畳の縁を踏んではいけない説明を一通りした後は、しばらく生徒たちは踏まないようにお互い気をつけていました。

 

しばらく経って、三味線の音だしを教えるために、私が部屋を右往左往している時…

ある生徒が私の足元を見て小さな声でこういったのが聞こえました。

 

「あ、ほんとだ。

先生絶対畳の縁を踏んでないや。」

 

この一言には驚きました。

見ていたんです、生徒は。ずっと私の足元を。

 

あの時畳の縁を踏んでいたら…

いくら忙しくしていたとはいえ、私が少しでも畳の縁を踏んでいたら、生徒たちはそれを見逃さなかったと思います。

もしかしたら、それを見て

「畳の縁を踏んではいけない」

という和室のルールを軽んじる可能性もあったと思います。

 

子供は大人の一挙手一同を見ている。

そして、よく見ているのだなと感じました。

(私も生徒たちの立場だったら、先生の行動を注意して見ていたと思います。)

 

そんなところも含め、小学生の集中力や観察の目の鋭さを学びました。

 

 

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