花枝の三味線ブログ〜小唄の師匠は考えた〜

高知で三味線の演奏・指導をしている花枝のブログです

小学校三味線授業!今回は三味線の音を出しました

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こんにちは、花枝です。

 

今日は地元の小学校へ三味線の指導に行ってきました。

前回が2017年度の初回で、今日の稽古は2回目です。

 

前回までの小学校での三味線の稽古

前回は

「三味線は本当に初めて!」

という生徒ばかりを想定して稽古に臨みました。

 

そのため、

  1. 三味線の歴史
  2. 三味線の基礎知識
  3. 三味線の各部名称

などの、いわゆる”座学”ばかりの授業になりました。

 

それでも、

  • 古くて使わなくなった三味線を使い、実際に目の前でどのような構造になっているのかを見せたり
  • 三味線が約350年間形がほぼ変わっていないことを話したり
  • 三味線が分解できる話などをしたり

そんなことをしていたらあっという間に90分が過ぎていました。

 

もちろんずっと集中できていたわけではなく、少しだれてしまったところもありましたが、最後まで生徒たちは真剣に稽古を受けていたと思います。

 

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和室を使っての三味線のお稽古

私たちが稽古をしているのは、和室を使って稽古をしています。

カバンやランドセルは部屋の奥に一箇所に集め、邪魔にならないようにして稽古を始めます。

 

さて、お稽古の時には

「よろしくお願いします。」

と言って始めるのですが、もちろん和室なので正座してきちんとお辞儀をするところから教えます。

 

私の中では

「きちんと綺麗なお辞儀ができれば、ひとまずオッケー!」

だと思っています。

 

みんな綺麗なお辞儀ができていました。

そして、挨拶の言葉とお辞儀が同時にならないこと。

これも前回話したことでしたが、生徒たちはよく覚えていました。

 

宿題!「350年前から形が変わらない日用品」

実は前回宿題を出していました。

それは

「三味線のように、350年間形が変わらない身の回りのものはなんでしょう?」

 

答えは様々で

  • 高知城(建築物が来たかー…)
  • リコーダー
  • バイオリン
  • お箸
  • 着物
  • 和紙

などなど、出てきました。

 

今回からいよいよ三味線を触ってみる

今回のお稽古のゴールは

「一人一人が三味線の音を出せる」

というところをゴールにしていました。

 

とはいえ、13名の生徒に対し三味線はたったの3挺。

(”ちょう”と読みます。三味線は1挺、もしくは1棹とかぞえます。)

4人グループを3つ作ってもらい、順番に持ち方と演奏方法を覚えてもらうことにしました。

 

三味線の演奏に必要な小道具の話

まずは三味線の小道具。

  1. 撥(ばち)
  2. 指すり
  3. 膝ゴム

の説明です。

 

撥はよくイラストでも描いていますが

 

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演奏時に右手に持っている、しゃもじのようなものです。

みんな、しゃもじやお好み焼きのヘラみたいだと話していました。

 

バチは漢字では撥と書きますが、麻雀の發に手ヘンが付くと撥になります。

 

そして、指すり。

指すりに関してはこのイラストをご覧ください。

 

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 左手につけます。

 

膝ゴムは演奏の時に膝に敷く、ゴムシートのようなものです。 

ラテックス 膝ゴム パープル

ラテックス 膝ゴム パープル

 

三味線の状態によっては、使わない場合もあります。

 

道具や楽器の取り扱いは丁寧に

 実際に持つ前に、必ず話しておかなくてはいけないことがあります。

それは三味線や小道具は丁寧に取り扱うものだという話をすることです。

 

特に撥先は薄くて尖っていますので、何かにぶつけたり、ましてや顔に当たると怪我をします。

この話は生徒一人一人の目を見てじっくり話をしました。

 

三味線を持って音を出す

小道具の説明と使い方、持ち方を話した後は、一人ずつ三味線を持って、撥ではなく爪を使って音を出すことをしてみました。

 

こういうように、一人一人順番にやる時…

順番を待っていたり、先に終わった生徒は、他を待つ間退屈するんのですね…。きっと…(><しかも1グループ4人もいるから…尚更です。

 

先にやってしまった人は、後の人を待たなくてはいけない…。

後の人は、先の人が終わるのを待たなくてはいけない…。

難しい問題です。

 

ですので、ない知恵をふり絞りました。

この時間は中だるみしないように

「一人目の説明はしっかりしますが、二人目、三人目となるにつれ、説明を少しづつ削っていきます。

ですから、先にやった人は後の人を手助けして下さい。」

 

と、最初に話してから教えることにしました。

 

そうすれば、先にやった人が後の人を教えられる。そのようにしたら、待っている子も退屈しないかな?

と考えました。

 

嬉しいことに、生徒たちは後にやる子の持ち方を見てくれたり、分からないところは教えあったりしていました。

学年が違う子もいましたが、しっかり見てくれたようです。

 

ゴール達成!一人一人音を出すことができました

またしてもあっという間の90分が過ぎました。

今回は実際に三味線が目の前にあり、実際に触れて音を出すこともしたので、最後まで集中力が途切れませんでした。

生徒たちの集中力の高さに驚くばかりです。

 

最初は

「前回の稽古が面白くなかったら、次から来なくなるのではないだろうか…?」

と不安もありました。

 

幸いなことに2回目の稽古もしっかり集中し、貪欲に学んでいる生徒たちの姿を見て…

私ももっと真剣に生徒たちにぶつかっていこうと思いました。

 

あと、蛇足ですが

生徒たちの先生に対する目線の厳しさ

を非常に強く感じたエピソードがありました。

そのことはまた後日談で書きます。

 

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