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花枝の三味線ブログ〜小唄の師匠は考えた〜

土佐の高知で三味線の演奏・指導をしている花枝のブログです

小学校の三味線授業で感じたこと備忘録

こんにちは、花枝です。

 

先日、小学校へ三味線指導に行ってきました。

その時に感じたことを備忘録程度に書いておこうと思います。

 

4月から始まった小学校の放課後教室

以前にも行かせてもらっていたことがありますが、地元の小学校へ三味線指導に行っています。

正式な授業科目ではなく放課後の学童保育枠※でです。

(※日中に保護者がいらっしゃらない家庭のための仕組みなのですが、放課後に遊んだり学べたりできる施設や事業を行うことです。私が小学生の頃はなかったですね…。)

 

去年2016年はお休みしておりましたので、2017年の新学期が始まってからの学童保育枠を作って頂くことになりました。

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参加した生徒たちが興味を持っていたと感じたこと

前回の記事にも書きましたが、初回の授業は90分にもわたる授業となりました。

途中で少し子供が飽きてしまったと感じるところもあったのですが、生徒たちが興味を持ったと思われる箇所を書き出してみます。

 

  1. 今の三味線の形は350年ほど変わっていないこと
  2. 犬や猫の皮を胴に貼っているということ
  3. 三味線は分解できるということ

ひとつずつ詳しく書いていきます。

 

三味線の形は350年間変わらなかった?

三味線が中国(明王朝)から伝わった楽器だということは、以前の記事にも書きました。 

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三弦(さんしぇん)という楽器が、沖縄(当時の琉球王朝)に伝わり、それが三線となります。 

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この、三弦から三線に変わる間にすでに楽器の形が変わってきています。

そして、三線が大阪の堺に渡った後は、かなり大幅に手を加えられ、形も大きさも材質も変わっています。

 

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ただ、興味深いのは三味線が今の形になってからずーっと形が変わっていないことです。

それも350年もの間変わらずにそのままであったということが驚きです。

 

350年前から形の変わらないものって…身の回りにどれくらいあるでしょうか?

そして今もなお使われ続けているものって、なんでしょうか?

 

なんだかそんなに簡単にポンポンと思い浮かべられないような気もするのです。

生徒には

「今から350年前からほとんど形の変わっていない道具で、今でも使っているものを調べてきましょう。」

と宿題を出しました。

 

身近な動物が使われていると「かわいそう」と感じる?

次に、三味線の胴に犬や猫の皮が貼られているという話。

これには生徒たちはかなりショックを受けていました。

 

三味線の胴の部分を実際に触ってもらい、犬か猫かを考えてもらいました。

ただ、猫が好きだったり犬を飼っていたりする家庭も多いので、子供達にとっては少し衝撃的な印象だったようです。

 

今の三味線の皮は人工の皮もありますし、カンガルーの皮を貼っているところもあります。

おそらく

「三味線の皮にはカンガルーの皮が使われています。」

と話しても、これほどまでにショックは受けなかったのではないのかなと思いました。

 

やはり興味深い分解の話

特に「三味線は分解できること」は、誰を対象に話しても驚かれたり、興味を持ってもらうきっかけになったりもします。

 

 2016年12月にドイツで演奏させていただいた時も、三味線が分解できることを話すとドイツの方々は興味深く聞いてくださっていました。

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今回の生徒たちも、この分解できるということに興味を持つ子もいました。

私は三味線の魅力は「解体できる楽器」というところにもあると思っています。

 

習い事が多い?現代の子供

すべての生徒がそうだというわけではないのですが、今回集まった生徒はかなり「習い事のかけもち」をしていました。

多い子では、土日以外は曜日ごとに違う習い事をしている子もいました。

 

習い事の中身は

  • 水泳や卓球などのスポーツもの
  • ダンスや漫画などの表現を養うもの
  • 英語

が多かったです。

とりわけ、参加した生徒の9割が英語を習っているということが驚きでした。

 

学校の先生に聞いてみたところ、3年生から英語のクラスが始まるのだそうですね。

それもあってか、英語教育に力を入れているご家庭は多いのかなあと思いました。

 

私は英語が満足に喋れず30年以上もくすぶっているので、小さい頃から英語に慣れ親しむのはいいことだなあと思います。

そんでもって、将来国際的に活躍できる人材に育てば……いやあ、子供たちが眩しいです。

 

 

とりとめのないまとめですが、ひとまず備忘録程度に。

 

 

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